程良く,品好く,機嫌よく。
これまた、発売当初から目を付けていた、電撃大賞受賞作です。
まず、語り部がいる事に驚き。 その語り部(主人公?)が、どんどん壊れていく様に慄き。 色んな意味で、予想を裏切られた作品でした。 PR 2006/08/14(Mon) 13:03:45
砂漠の乾いた風から、鉱山やバイクの排気ガス、機械油の匂いのする話になりました。
汽車の旅も落ち着いて、アパート暮らし。 でも決して甘い感じがしないのは、あの3人だから仕方ないんでしょうかね。 とってもキーリ贔屓な兵長と、キーリに物凄く依存しているハーヴェイと。 3人を繋いでいるのは、きっと確実にキーリで。 でも彼女には、そんな自覚は全然なくて。 説明するのを面倒がるハーヴィーと、あまり自己主張しないキーリのすれ違いっぷりが堪りません。 お互い、もうちょっとくらい自惚れても良いと思うのです。 そしてビーは、きっと良い人なんでしょうね。 キーリと一緒になって、少し妬きながら読んでいた私は、どうしても好きとは言えないのですが。 ハーヴィーが「信じられる」と言ってキーリを託したくらいですから、本当に良い人なんでしょう。 これからしばらく一緒にいる事になりそうですが、キーリにとってお姉さん的存在になればいいなぁ・・・と思います。 ・・・・・無理っぽいけど(苦笑) ちなみに今回1番あわあわした台詞は、ハーヴェイの「俺が嫌なんだよ」です。 ひぇ~ ![]() そういう事を言える相手って、実はすごく大事だと思うんです。 ひゃあぁ~、独占欲!!(爆) 2006/08/06(Sun) 16:53:56
1章でも思ったのですが、前作のダレンより、明らかにグロいです。もぅ嫌になるくらい。
それでも読んでしまうのは、やっぱりDarren氏の書く世界に惹きこまれているからでしょうか。 気分の悪くなる描写を、極力思い描かないようにしながらの読書でした。 ロードロスは、何だか人間臭いですね。 彼を見ていると、人間と悪魔の境界なんて、目に見えない部分では無いんじゃないかとさえ、思ってしまいそうです。 そして盗人の正体は、本当に吃驚しました。あぁ、だから最初、違和感があったんだ、なんて納得してもう1度読み直してみたり。 迷路の件では、ダレンのバンパイアマウンテンでの試練を思い出して、どきどき倍増でしたよ。 そして何より、このシリーズは装丁が凝っていて、ときめきます。 ダレンシリーズと同じスタッフさんが、引き続き担当して下さっているのですよ。 この方の翻訳が、とても好きで。 イラストやデザインも、どきどきを倍増してくれます。 今回の表紙、本当にカバーが破れているみたいで、思わず何度も触ってしまいましたよ(苦笑) 感動です。 2006/06/26(Mon) 23:01:36
日本ホラー大賞受賞作だそうです。
普段は、あまりホラーって読まないのですが、紹介を見る限りファンタジーよりなのかな?と思って読んでみました。 ・・・えぇ、かなりファンタジーちっくな内容でしたよ。 2006/06/15(Thu) 22:31:06
この方の書かれるファンタジーは、なかなかシビアで、いわゆる『大人向け』だなぁ、といつも思います。
今回は3作目ということで、いよいよ続き物ばかりでした。 1,2と読み進めてきている私としては、かなり嬉しいです ![]() 日々うなされる悪夢から、颯爽と(?)救ってくれるシェンたち。彼らとの、ある意味大冒険を経験してしまったら、確かに現実に戻っても、しばらく引きずってしまうと思います。 そこでドライに、すっぱり切り替えられるのが、賢いんでしょうが。 その点で、今回の登場人物達には共感してしまいました。 そして今回から住み着いた、カーリン! 大好きなんですけど!!可愛いっス!!! シェンの姉貴気取りなトコとか、かなりツボです(笑)今後がすごい楽しみ~♪ ところで今回、とうとう1冊の中で完結しませんでしたね・・・。 くぅ。めっちゃ気になるんですけど。 なかなか続き、出ないんですよねー・・・今回は、早く出るといいなぁ。 2006/06/02(Fri) 23:02:29
マコっちゃんとトイロちゃんの話がーーーっ
![]() カレーライスの2人。しにがみ~の中でも、かなりシリアスさんな話の2人ですが、かなり好きです。 何かね、もぅ。トイロちゃんが可愛いんですよ。 相思相愛なのに、すれ違っちゃってて、さらにそれに気付いてないマコトくんも好き。 振り回されちゃうんですよ、何か。 そして今回出てきたクロクロ(笑)も可愛かったです。 頭なでちゃうマコトくんの気持ちが分かる気がしました。 アポロも好きです。 そうか、流れ星は願いを叶えたから、役目を終えて流れるのか。 モモの優しい見方に、気持ちがあったかくなります。まぁるく、ほんわか。 そしてコウヘイ。 鳴海さんに見えて仕方なかった・・・(爆) だって、兄貴の彼女に初恋しちゃって、うんうん言って、諦めて、最終的には、その気持ちを大切に~って!まさに!! 螺旋の『明日に届く』とか思い出して、あわあわしちゃいました。(間違ってる) うん。でも、ね。彼も顔を上げられたから、大丈夫だね。 そしてダニーは、何処に行っちゃったんだろう・・・。 2006/05/30(Tue) 23:41:34
実は初めてな、恩田作品。
彼女の作品は、映像化されたモノがどれも好きだったので(六番目の小夜子とか、光の帝国とか・・・)きっと好きだと信じて、読んだのですが。 大当たりでしたよ ![]() ファンタジーとミステリの中間、やや(かなり?)ミステリ寄り。エッセンスはホラー?みたいな。 確かにミステリーなんですが、何となく世界がぼんやりしていて、主人公と一緒に掴めなさを感じて。 はらはら、ひやひや、どきどき、ですよ。 どんどん次が気になる。もやもやを解いてほしくて。 周りで起こることも、怖いんですよ。 脅迫されちゃったり、命の危機に合ったり。2時間ドラマですか。 でも、ミステリなら、最後はすっきり解決するじゃないですか。 そこがホラーとの違いだと思ってます。 だから、ミステリは好きだ。(そんな結論?) でも結局、生まれ変わり・・・っぽい終わり方、でした、よね? そして。子どもとは、時にひどく、残酷だ。。 2006/05/16(Tue) 23:21:59
|