やっとこ読み終わりました、スパイラルアライヴ最終巻。
予定通り、推理の絆に繋がるラストで、これで本当にスパイラルという作品がひとつにまとまったのですね。
何はともあれ、お疲れさまでした。そしてありがとうございます。
何だかんだ思うところがあったりなかったりしましたが、そんなの気にならなくなるくらい、大変楽しませて頂きました。
そんなこんなで以下、ネタバレしつつ。
ALIVEって、タイトルそのまんまやん!っつーツッコミはナシなの?これ。
ここまでダイレクトにタイトルで落とすとは・・・むしろ、ちょっと面白いな、ちくしょう。
話的にはもう、場所が動くこともなく、ひたすら一直線な1冊でしたが。
何だかんだで、アライヴ組(伊万里、沢村、雨苗)的にハッピーエンドだったので、良かったです。
推理の絆を思えば、比べ物にならないくらい優しいラストだった気がします。
出来れば、雨苗が目覚めるのは2年半後だと良いな。歩が出した答えを、アイズくんが伝えて回っている頃に目覚めて、出来ることなら浅月も一緒に話しに行けば良い。
スイッチが入りかけている自覚のある彼女にとって、歩が提示した希望は縋れるものじゃないかもしれませんが、それでも世界が好転していることに、少しでも救いを感じてくれれば良いと思うのです。
ところで橋の上でのvs雨苗戦が、1人ずつ戦っていって、最終的に肉弾戦になるのは、とっても少年漫画仕様だと思いました。
拳を交えて、うっかり友情が生まれたりしたわけですね。
浅月カッコ良いなー。すごい香亮だなー。
浅月が、雨苗の前では開き直って、亮子に対する想いを素直に白状するのが、とても好ましかったです。
あと伊万里ちゃんが、最後まできちんと主役だったのが、かなり嬉しかった。
さわむーも、こーすけに良いトコ持ってかれたけど、でもやっぱりカッコ良かったです。
でも1番テンション上がったのは、最終話における亮子ちゃんとカノンくんの邂逅だったとか、そんなまさか。私そんなにカノくん好きだったのか・・・?
そしてかなりどうでも良いことですが、4巻を読み終えた時点で便せんを作ろうと思って描いたラフに、まんまな構図が5巻に扉絵でありまして!見た瞬間の衝撃たるや、物凄いものがありました。
沢村が手を伸ばして、腕を捕まえてるアレ。ちょっと探したんだけど見付からないので、机大捜索して見つけたらこっそりupします。
花の種類は、薔薇のイメージだったんですが(個人的なアレで恐縮ながら、血を連想するから)まぁホントにどうしましょってくらいにカブリましたがな。
結局、便せんは作らなかったのですが、いやはや良かったなーと。コミックス派の落とし穴(?)ですな。
あ、あと美少女占い師が顔出ししちゃったのは、ちょっと・・・出さなくても良かったんじゃ、とか思っちゃってすみません。例の自転車は、流星号の方が良かったです。(何)
うーん、でも推理の絆に比べたら、随分あっさり読めたものだと思います。
まぁ、ラストはある程度約束されてたわけですし。
でもこれでスパイラルシリーズは完全に幕を閉じるんでしょうか・・・あんまり、終わりということにピンと来ないのですが・・・何か、信じられないな。
PR