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2024/11/22(Fri) 22:58:33

というわけで観てきました、ハイ★スピード!
原作小説はもちろん、映画に対する予告、特報、その他諸々も一切触れず、唯一手にしたのが映画館でもらえるチラシのみという状態で!
ちなみに入場者特典は、遙でした。
だって第1週のコースター絵、遙と渚の2択なんですよ?
私、Freeのランダム系、特に紙モノは遙の引きが良いんです。
そして渚は来たことありません。モノ問わず種類問わず。
ちらっと期待しないこともなかったんだ…今回、cv,代永じゃないから…でも安心の七瀬さんだった。安心した。
そんな感じで気分よく初視聴した感想を、思い出せる限り追記にて。
ネタバレ長文とりとめないので要注意です。





観終わって、全体の感想としては、宗介がかっこよかった。
ほんと吃驚した。記憶の限りで私は彼を“かっこいい”と思ったことはないのだけど、今回あまりのかっこよさに驚きしかなかった。
凛が渡豪する前に岩鳶に行くって聞いたときの痛そうな顔とか、1人土手で空を見上げる姿とか、彼は私が思ってた以上に寂しかったんだろうし、それを周りに悟らせずにきたんだろうなぁと、胸が痛かった。
EDで見えた手紙のやりとり頻度は、ちょっと予想以上だったけど(笑)
お互い筆まめなんだなー微笑ましいなーまったくもう!
でも最後に遙にあっさり手紙をあげちゃったのは、それだけの積み重ねがあるからだろうし、何通も何通もある中の1通だからこそ、ひょいっとあげられた気もする。
読ませるだけじゃなくて、「やる」と言ったとき、遙が「いいのか」って驚いたのと同じくらい私も驚いたもの。
だからEDを見て、あぁそっかそういうことか、となんだかすとんと納得した。
手紙を遙にあげて、次は個人で勝つ、と言って去った宗介はいい男だった。
彼には幸せになってほしい。
高校はとりあえず置いといて、でもきっと振り返ればアレもいい思い出だと言ってくれるような彼なので、生涯幸福なことの多い人生を送ってほしい。(重い)

凛はヒロインだった。
EDのラストの方で、犬と並んだ寝顔が出たとき、あぁ今回もやっぱりヒロイン枠だったんだと確信した。
てゆーか寝顔長くなかった?
尺とりすぎでなかった??
私が動揺しすぎてただけか???
小学生時代の回想~中学生現代の手紙になったときに、静かに通過した声変わりがとても自然で、とてもよかった。マモの高めの声が、明乃さんの少年声に通がるようで、声優さんってすごいな、とか、あの兄妹ものすごいナイスキャスティングだったんだな、とかそんなことを思ってしまった。
中学生凛が元気に喋るところから、マイナスな内容になったときに、あんまり溜めず気負わずに、ちょん、とテンションだけを下げるのがすごく可愛かったのだけど、あれは声変わりしてるのに喋り方が小学生のままだから『可愛い』って思えたんだなぁと、これは今思い至った。

あと新キャラみんなかわいかった。
ヴィジュアルでは郁也だけど、中身では断然旭派。
でもこれはキャスティング見ての予感が的中しただけというか、うっちーのキャラっていつも好きだけど、いつだって1番じゃないんだよね私。深行とか吉野とか。
郁也と夏也すごいイケメン兄弟だったし、EDの2人もたれあって電車で寝る絵が最高だった。
けど、エンカで怜と渚が寝てるやつを連想したことも事実。京アニ汽車好きなの?
夏也が遙たちの前に現れた瞬間、「御子柴系が来た…!!」と思った。
夏也の部長っぷりがまたとても御子柴パイセンを彷彿とさせたので、御子柴部長の偉大さを再確認してしまった…最初だけ。
夏也と尚の、あうんの呼吸はなんか、最近読んだ2.43の福蜂を彷彿とさせた。キリンと犬じゃなくて、キングとジャックの方。教室の夏也を尚が迎えに行くシーン、すごくよかった。でもどうして突っ伏してる方に座るんだと思わないこともなかったけど。隣の机に座ってやれよ。
あんな素敵な先輩や仲間に恵まれて、キラキラした中学の部活を経験して、それでどうしてFree冒頭の只人になりたい遙に繋がるのかと、ちらっと掠めたのは否定できないけど、そこを考え出すと完全に闇なので今は放置で。
だってあの遙はきっと3年間水泳部をやり通すし、それなりに楽しい中学生活を謳歌できるし、でもただ“家から近い公立”ってだけで岩鳶高校に進学していても何の疑問もないんだ。。

と上映中は思っていたけど、今になって冷静に思い出してしまった。
この後、凛と踏切で再会するのか…!!
あれ中1の正月だっけ?だったらこの僅か数ヶ月後??
え、ってことはもしかして、彼らがチームだったのはこのひと夏の記録会だけなの???
そんなばかな。。。
4人ギリギリで、得意もバラバラで、ちょうどぴったりリレーの組み合わせだったんだから、1人でも欠けたらリレーに出られなかったんだから、ここから遙と下手したら真琴も欠けるの?何考えてるの??
旭も郁也も怒ったろうなぁ…てゆーか郁也のくだりであれだけ絆を深めるようなことしておきながら、また離れてしまったら、また「捨てられた」と思ってしまわないかと少々心配…でもその頃には夏也と尚も引退してるし、郁也も強くというか逞しくなっているような気がする。
でもそしたらあのお昼面子も気まずくなってしまうんじゃないかなぁ。
遙と貴澄と旭と郁也、って1組のお昼休み、とても好きだったんだけどな。
まぁでも3学期を気まずく過ごして、進級したらクラスも分かれて、縁も切れてしまったような気もする。寂しい。
ハイスピ観終わってものすごく、郁也と旭の今後も観たいと思ったのに。
あいつらどこに進学したんだ…!!
ただ貴澄は、高校生の彼に感じられたほもくささが全く感じられなかったし、ただただよく気の付くいい子だったけど、なんか喋り方が気持ち悪かった。
なんだろうあの既視(聴?)感、ってずっと思ってたんだけど、あれだ。ちびまるこちゃんの花輪くん。
みんなもっと彼のためにバスケしようぜ!!!

あとめちゃくちゃ中学生していた真琴。
一人称を変えるとか、もうほんと期待を裏切らない子だな!と思う。
たっつんがパンフで『気持ちいいくらい個性がない子』と書いていたけど、本当にその言葉が彼をそのまま指している気がする。
悪い意味じゃなくて、なんというか、想像しやすいというか、流されて生きてきたことに初めて気付いたみたいな尚先輩の指摘がまた的を得ているというか。
でも確かにショックだよね。遙がいるからじゃなくて?って指摘されたら。
けどその後の動揺の仕方とか、下手くそな遙の避け方とか、遙に「どうした?」って言われて誤魔化しきれないとことか、もう、少女マンガかと思った。なんだお前、彼女か。
将来彼女ができて、何かあったとき、同じようなリアクションをするのか。やめろ。
しかし遙が校舎で荷物を落としかけたときに颯爽と助けてくれた夏也先輩が、まさに少女マンガのヒーローで、近くに座ってたひとが「これ、少女マンガでヒロインがやられるやつ…!」と口走っていて、ほんとそれなって感じだった。上映中に声が聞こえたのはココだけだったので、ほんと思わずだったんだと思う。ですよね。

遙と真琴が服のまま、SCで泳ぐ姿が素敵だった。
Freeで遙が魚のように優雅に泳いでいたのを思い出した。美しかった。
ふわふわと水中を揺らぐ様子に、失礼ながら真琴もこんな風に泳げたんだ、と感動した。
ロープに頭を乗せて浮かびながら喋るのもよかった。あれ気持ちいいよね。
あんな風にまっすぐ自分の気持ちを言葉にして、まっすぐ相手に好意を伝えられる中学生って、橘真琴まじで恐ろしいな…と思ったけど、もしかしたら彼はまだ12歳で、そういう意味ではまだ幼いのかな、とも思った。
でも彼は高校生になっても近いことは言ってた気がする。やはり恐ろしい男。

あと私、これ観る前に唯一不安だったのが、怜の扱いだったんだけど、控えめに言って最高だった。
ここで出るかあああああ!!!と場内みんなが悲鳴に近いものを飲み込んだのを感じた。心がひとつになった瞬間だった。ほんと旭サイコーだった!
やりとりもよかったし、くりっと後ろ向いて(そんなものがあるなら僕が教えてほしいくらいですよ…っ)って言うのすごく安心感があったし、後日旭が「メガネ」と呼ぶのもよかった。
もうこれで充分だと思ったのに、EDの再会で!手を振り合う旭と怜ちゃん!!
ちょっと照れくさそうな怜ちゃんと、はしゃぐ旭!!
あの時点で旭は怜が年下だって知らないわけだよ。
仮に仲良くなって、自分の方が年上だってわかったら、一瞬偉ぶりそうで可愛いけど、結局は教えてもらう立場になって対等に仲良くなりそうでまじ可愛い。ほぼ妄想。
旭は尚先輩にキャプテンになるって見込まれてるんだよねー。
キャプテンは5年後、遙と一緒に泳ぐ彼を仮に見たとしても、そうとは気付かないんだろうなぁ。

最後のリレー、引き継ぎの度に名前を呼ぶのが相変わらずとてもよかった。
Freeにも繋がるところだけど、やっぱり思いっきり泳ぐ描写は楽しい。泳げない描写は苦しい。すごい。
観客席に貴澄だけじゃなく望月くんも来てるのもよかった。
真琴もちゃんと自分のクラスでうまくやってるって証にも思えたし、てゆーか貴澄なんで仲良くなってんだよ。もしかしてバスケ部同士か。
渚はただただ可愛かった。渚がすねたときにとりなすのは遙の方ってのが、ずっと変わらなくて嬉しい。
真琴は意外とそういう気が回らないというか、共感したり嗜めたりもにゃもにゃっと気持ちを返すのが真琴で、すぱんと解決策とか事実とか事象を返すのが遙、なのかも。
Freeでは小学生声結構キンキンしててあまり得意ではなかったのだけど、それが今回誰も気にならなかったのも嬉しかった。

ただこの映画、一度も塩素の匂いがしなかったな、と思った。
Freeでは試合会場とかSCとかで、プール独特の匂いが鼻につくような気持ちにさせられていたのだけど、それが一度もなかった。
あの試合前に流れる緊張感とか、嫌でも意識する塩素の匂いとか、そういう空気みたいなものが感じられるのが本当にすごい作品だなと思っていたので、それはちょっと残念。
でも中学生の記録会なんて、そんなもんなんだろうか…いやいや、そんなことなかったよな、うむ。

料理が出来ない遙は、今回のことがあってちゃんと食べなきゃって自覚が出て、でも結局は橘ママに甘えるんだろうし、料理をしようと思うのは、水泳部をやめる正月以降かな、と思う。
だって食べない理由が「めんどくさい」じゃあ、よっぽどのことがないとどうにもならないような。
冷蔵庫に眠る橘ママ料理は、3人がお泊りしたときに食べ尽くしたのかな。
残ってたら七瀬母は叱ったかな。
てゆーか今回ほんとよかったと思った点のひとつは、橘母と七瀬母ががっつり登場したことだ。
特に七瀬母。綺麗に顔は映らなかったけど、いっぱい喋ってくれた。
だってちゅーがくせーだもんねぇ。学校どうだった?って聞かれたら「ふつう」って答えちゃうもんねぇ。
でも何も言わずに部活をやめた遙は、母に料理を教わったんだろうか。
あの様子からはあまり想像できないから、母不在のときに独学で覚えたのかな。
それはあまり美味しいものではないような。。

よかったといえば、気持ち若いゴローちゃんも。
中学生になった教え子たちが、朝早くとか夜遅くに突然やってきても、何も聞かずにプールを開放してくれるコーチの器のでかさよ…。
お前らほんと岩鳶SCで、ゴローちゃんがコーチで責任者でよかったな!!
でもそういえば遙と真琴がSCのプールで泳いだとき、服着たまんまだったのが不思議で、遙のパーカーとか真琴のカーデは普通脱ぐだろと思ったけど、それより何よりFree1話で鮫柄に侵入した彼らを彷彿とさせたので、なんで全裸じゃないんだ…と思ったのが正直なところですごめんなさい。
中学生がそんな恥ずかしいことできませんよね。1番恥ずかしい年頃ですよね。申し訳なし。

あと私、今回初めて、OLDCODEXの歌声を真琴の声だって認識できた。
今までほんと全然ピンときてなかったんだけど、最後に真琴が「ハールー、帰ろー?」と呼び掛けて遙が「あぁ」と明るい声で返して、直後に割と穏やかめな歌い出しがくるおかげかもしれない。
一瞬混乱して、あれこの主題歌スタファイだった!?そのためだけに代永くんと平川さん来てくれた!?!?と期待した。違った。
でもなんか、あぁいいな、合ってるな、と感じる歌詞が途中にひょいっと耳に届く瞬間があって、その度にはっとしたんだけど、その歌詞がもう思い出せない。
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2015/12/06(Sun) 21:33:00
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