程良く,品好く,機嫌よく。
自分でもびっくりするくらい、ひっさびさに読書をしました。
半年振りくらい。 好きな作家の新刊などは買っているのですが、見事に積んでいて、じゃあ何故読んだのかというと久方振りに図書館の予約が巡ってきたからなんですが。 で、久しぶりにがーっと読んで、楽しい時間を過ごしたのでした。 個人的にはおえかきとかもそうなんですが、久しぶりだからと言って出来なくなったりはしないんですよね。自転車と一緒だ、とはよく言ったもので。 ところでちょうどTVで記憶喪失のひとの情報提供求む、という番組を観まして、その中で「読書が趣味だったのかもしれない」という話がありまして。 なんでも図書館に行ってみたらとてもたくさん本が読めた、というんです。 集中してのめり込んでしまうんですよね、と。 古典を中心に短期間に何冊も読んでいた。 だから、趣味だったのかも、と。 でも読書にのめり込める力と、読書が好きかどうかは繋がらないような気がするんですよね……。 読書が好きかどうかって、どちらかというと、自分好みの本に出会えているかどうか、の1点に尽きるような気がする。本を読む力があっても好みの本に出会わなければ趣味にはしないだろうし、だって趣味って必要がなくても能動的に求めてしまうものというか、趣味にするかしないか、という選択がはっきりと意思をもってなされていること、じゃないのかな。 だからもちろんそのひとは以前から読書が趣味だったのかもしれないけど、もしかしたら記憶を失ったことで固定観念みたいなものがなくなって、人生で初めて読書を趣味にしてるのかもしれないよね、と思ったという話でした。 よく、記憶をなくしてまっさらな状態でこの作品に出会い直したい、なんて映画やゲームや小説が好きなひとが言ったりするけど、それがリアルに起こっていたのかもしれないよなぁ、なんてちょっとだけ夢を見てしまったのかもしれないです。 それが幸せなことかどうかは、そのひとにしかわからないよね。 PR 2019/02/11(Mon) 21:41:23
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