程良く,品好く,機嫌よく。
週末に放映されていたゼーガペインADP直前特番。
数年前にイベント用に作成された総集編、だったと思う。 今週末から始まるADPに先駆けなければと思って、慌てて視聴しました。 ちなみに本放送以来1度も観ていない、10年振りのエンタングルです。 始まりがいきなり、舞浜から出られないシーンでクリティカルダメージ。 !?!!?!が最高潮でのROCKY CHACK(TV放映時のED)でOPタイトル、というスタートがもうウェットダメージ大きすぎ。攻撃力高過ぎ。 主にアークのくだりと、キョウが守凪に傾いていく流れを拾いつつ、カミナギロストまで。 重い。もう最高に重いところ抽出スペシャルって感じ。 でも私、10年前のオリジナルを1度観たきりの割に、内容をよく覚えていたし、戸惑うことなくエンタングルしてしまったので、やっぱり思い入れは深かったのだなぁ、と。 SF部分は、ゼーガ放映前に読んでいた上遠野氏のナイトウォッチシリーズが割と被っているので、理解が楽だったというのもありますが。 で、2回目の視聴となって1番変わったのは、シズノ先輩の印象です。 当時はあんまり印象よくなかった。 なんだかよくわからないひとだったし、ミステリアスな歳上美女にときめく心などまったく持ち合わせていなかったし、何よりキョウちゃんと釣り合わない気がしていた。 釣り合わないというか、タイプが合わないというか、一緒にいるのが不思議というか。 でも改めて観たら、なんだかそうでもないというか、結構つらい役回りで、キョウがどんどんカミナギに傾いていくのを近くで感じていて、親友も亡くして、でも孤独ではないと1人で自分の足で立っていて。 割と素直に笑ったり逃げたりしていたひとなんだな、と。 一方カミナギに関しては、オリジナルで散々丁寧に描かれ積み上げられていた『とにかくかわいい』部分が殆どすっ飛ばされていたので、あっうん…って感じだった。 でも改めて、リョウコは了子で、終わりの娘で、物語を終わらせる鍵の少女だったんだなぁ、と。 キョウちゃんがリョウコに惹かれたのは、多分このループが初めてで、だからこそ彼女は目覚めて、ウィッチとしての力を発揮して、物語を大きく動かす鍵となったのだろうな。 これ登場人物の名前はちゃんと漢字設定があるのに、EDのテロップで全員カタカナ表記になってるの、ものすごく作為的で、意味深で、ものすごくよかったと思う。 この総集編を通して守凪が描いていた映画の脚本が、恐らく『memories in the shell』というタイトルだったのですが、最後に再び出てくるタイトルから『ll』が消えて『she』になる演出に鳥肌が立ちました。 『she』はアークであり、シズノであり、カミナギであり。 彼女の痛みの記憶であり、忘れたくない彼女との思い出である、と。 memoryって単語はすごいですよね。 記憶であり、記録であり、思い出であり、記憶媒体でもある。 日本語で言うと印象が正反対の言葉たちをすべて擁している。 ゼーガの総集編タイトルにぴったりすぎて痺れる言葉だと思いました。 あとADP冒頭映像で驚いたのは、ソゴル一家(父母妹)全員出てきたこと…! え、え、母さんの姿があるってことは、過去の話か! てゆーか妹いたっけ!?てっきり1人っ子だと思っていた…!! PR 2016/10/10(Mon) 15:59:32
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