花物語 / 西尾維新

図書館の在庫事情で、１冊飛んで神原後輩編。
阿良々木くんたちの卒業後、神原の左手にまつわる話。
語り部が代われば印象が変わる、というのは既に羽川の猫で体感済みなんですが、神原はしかしある意味では予想通りだったかもしれません。
シンプルに見えて、感情を隠すのが上手な子なんだなぁ、という印象を受けました。
あれはいつからなんだろう、もしかして最初からかな。
神原の友達が一様に慄いた、阿良々木先輩伝説の詳細が知りたくてたまりません。
あと個人的には、モンキー以降のおさげ髪が好きだったので、髪型変えちゃうのは残念です。

あとあと、傷物語映画って、本気、ですか･･･？
こよみヴァンプだから、ある意味１番映像化したら面白そうなところではありますが、化物アニメ初回のOPでやったのが全てでも良かったような気がしてるのです。
いやでも、TVじゃなくて劇場だから、思いっきり全力で映像化できるって意味･･･？？

NO.6 #9 / あさのあつこ

シリーズ完結。
エピローグに、あぁそっかぁ･･･と何とも言えない気持ちになりました。
この話は最初から最後まで、きちんと紫苑が主人公だったんだよなぁ、と。
数年振りの最終巻ということで、一気にまとめにかかった感は否めませんでしたが、同時にひどく突然、映像的になったなぁ、とも。
そして毎回書いてる気がしますが、やっぱり私は最後まで、イヌカシが好きです。

･･･てゆーか、イヌカシについては全て不明のままで終わらせてほしかった！
そこは明らかにする必要ないでしょ、絶対!!

電脳コイル13 / 宮村優子

満足の最終巻。
ここまで頑張って読み耐えてきてよかった、と思いました。

当然ですが、みんなのメガネに期限がきて、ほんわりと問題なく離れて、中学進学が近付いて･･･時代じゃないけど、年齢的な段階が１歩進むようなラストでした。
だからというわけではないけれど、なんとなく、読後感はよかったのです。

映画浸け

１日に２本映画を観ました。
レンタルDVDですが、返却期限が明日の朝一までだったんです。
計画性のなさに我ながら呆れるスケジューリング。

１本目は【シャーロック・ホームズ】
CGで当時のロンドンの空気まで再現！みたいなことが言われていたアレです。
終始によによしっぱなしでした･･･(怪)
私が想像していたホームズとは、ヴィジュアル的に随分ズレがあって最初、誰が誰だか分からなかったのですが。
事件がないときは変人、アクション強め、人間関係不器用なホームズ。
とてもとても楽しかったです。
ちなみにワトソン博士とアイリーンはイメージ通りでした。アイリーンなんてまんますぎて、出てきた瞬間過剰反応したほどです。
･･･って、イメージをどうこう言えるほど詳しくはないんですが。

そして２本目は【ナイト＆デイ】
私どうやら、この手のもの好きなんです。
派手なアクションで、スパイもので、逃げる系。エンターテイメント万歳！
初っ端から最後まで一貫して、明るくて楽しかったです。
シリアスなシーンでも、なんだか明るい。それは役者さんの力はもちろん、キャラクターだったり、脚本だったり、舞台となる数々のリゾート地の光のせいだったりするんですが。
いやしかし、薬盛られすぎホワイトアウトしすぎなのは爆笑ものでしたが！

もう会えないと思ってたのに

ようつべで特撮公式チャンネルがオープンしたと知って、いそいそと覗いてきました。
TVシリーズから劇場版、最近のネット配信スピンオフまで、順次公開されるそうで！
スピンオフなんて有料配信だったんですよ？すごい観たかったんですよ嬉しい！！
さすがに本編を全話観る、なんて時間の余裕はないので、ちょこちょこかじっていけたら良いなぁ、と思ってます。
興味ない方には訳わかんないであろう話ばかりなので、続きは追記に畳みますー。
･･･でも、楽しいよ？^^
最近はMRとか観てる方が多くなって嬉しい限り！
 

獣の奏者 外伝 刹那 / 上橋菜穂子

エリンとイアルの馴れ初め～ジェシ出産までをイアル視点で描く【刹那】
エサル教導師長の学生時代、ユアンとジョウンと３人でつるんでいた頃～エサルがカザルムに就職するまでの【秘め事】
ジェシの乳離れにまつわる短編【初めての･･･】

以上３本の外伝。
本編２巻と３巻の間に相当します。
なにより、イアルと若かりしジョウンがいい男すぎて･･･！
エサルの生涯は、色んなことが劇的に変わった時間でもあったんだな、と改めて思いました。
本編のエピローグがどの話でも、時々頭にちらついて、ちょっと切なくなりました。

先生の隠しごと－僕僕先生 / 仁木英之

先生が結婚!?という信じられない煽りがついた、最新刊。
先生が結婚!?という信じられない展開が起こります、ホントに。帯に偽りはない。
前巻の王弁の反乱？に対する反動かとか思っちゃってすみません。
この話は王弁が主人公なので、王弁が先生から離れてあわあわ頑張るのは楽しいんですが、先生の方がどっか行っちゃうのは寂しいんだと思い知りました。宿に帰ったら、先生にはいてほしいの。
ところで私、王弁の頑張りを応援するのはもちろんなんですが、最近は劉欣と薄妃の仲の良さ？がなんだか楽しいです。