ことあるごとに、タンダの話を出してバルサをからかうチャグムが、とっても好ましかったです。
よし!よく言ったチャグム!!と嬉しくなりつつ、彼も私達で言えば高校生くらいなんだものなぁ、としみじみしてしまったり。
照れて赤くなったり、故郷の料理に思わず歓声を上げたりする様子は、普通の男の子です。
もぅ、めっちゃ良い子!
自分の命を狙った相手まで、迷わず助けてしまう辺り、皇太子としては完全に甘いのでしょうが、だからこそ愛しく思います。
バルサの「ホイ(捨て荷)」というフォローは、とても温かかったな。
タンダは、体力的にも精神的にもヤバそうだな、とヒヤヒヤしてます。
コチャに雑炊を分けてあげたりとか、物凄く自然に出来ちゃう人だからこそ、自分の生命を削ってしまいそうに思えてしまうのです。
師匠も言ってましたが、本当に、無事に生きて帰って欲しい・・・!
彼はバルサの帰る場所、という存在だと思ってるので、あの家にいて欲しいのです。
そしてタンダの、色んな民族や人種が長い年月を掛けて1つにまとまっていけば良い、という考え方は、ずっと繰り返されている戦争に繋がるんだと思います。
タンダのように考える人が多ければ、きっと世の中は、もっと簡単に平和になる気がします。
生命を削っているといえば、最たるはバルサですが。
今回は特に、彼女はチャグムが可愛くて仕方ないんだな、と思いました。
何か、倒れてばかりでしたが・・・あわあわ。
この件が終わったら、護衛の仕事を辞めちゃうんでしょうか・・・?
第一部から、それらしい言葉がぽつぽつとあって、どっきりしています。
折角一緒にいられたのに、また最後で分かれてしまった2人。
天と地の守り人、というのは天災と戦災、双方に挟まれてしまった新ヨゴを守る人、という意味なのでしょうか。
てことは、最後にはやっぱり、チャグムが王位を継ぐのかなぁ。
バルサではありませんが、何だか信じられません。
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