祭り好きを自負しておきながら、クリスマスという一大イベントが全然盛り上がらないサイトですみません。乙女としてどうだこれ。
実は螺旋絵ネタはあったのですが、そんなコトしてるヒマがあったら年賀状描けよお前!とセルフツッコミしたりしていたのです。
かろうじて描いた零一兄さんは、同盟のカウントダウンに投下してみましたよ。
皆でやろうぜ、カウントダウン!
てか、早速投稿されていたステキ絵+話に、ほくほくです。やっほい!私も頑張ろう!
ところで昨年、ふと思いついて書いていた創作クリスマスネタがあったので、追記に置いときます。冗談抜きで触りだけです。
タイトル未定。人物名は気分(爆)
一応続きもぼんやりあるんですが、書く予定が今のところないので、それでも気にならない方だけどうぞ~。
ホントは続きをちゃんと書いて、来年にでも!って思ったんだよね、確か。
さすがにもう1年寝かせるのはどうかと思ったので、陽の目を見せる事にしますよ。
すっかり遅くなってしまった。
暗い夜道を1人で歩く事ほど、寂しいことはない。
一刻も早く帰ろうと、住宅地の中を歩いていたら、目の前に人影があった。
一軒の家を見上げて、腕組みをしながら考え込んでいる男性の姿。
・・・まさか、泥棒さんの下見だったりしないよね?
引き返すにも、怪しすぎる一本道で、仕方なく脇を通り抜けようと近付いたら、見知った声が聞こえた。
「あれ?こんな時間に帰り?」
「・・・誰?」
恐るおそる見上げると、街灯に照らされた顔は、クラスメイトのそれであった。
「誰って・・・ひどくねぇ?もう3ヶ月も隣に座ってんだけど」
「あ、ごめん。えーっとスギくんだ」
「そうそう。杉山です。ちゃんとフルネーム言える?宮中夕羽ちゃん」
うげ。覚えられている。
「あー、杉山・・・とおる、だっけ?」
「お、覚えてんじゃん!そうでーす、杉山透くんでーす。宜しくね」
にこ、と人懐っこく笑う彼は、学校で見るより少しだけ親しみやすそうで。
「杉山くんは、何してんの?ココ、杉山くんち?」
「ん?俺の従兄弟んちなんだけどさ。・・・宮ちゃん、秘密守れる?」
「え、まぁ・・・努力はする」
急にちゃん付けされたことに驚いて、当たり障りのない返事をしてしまった。
でも彼は、それに満足したらしく、正直だねぇ、とひとつ笑う。
「俺さ、サンタやるんだ」
「・・・さんたくろーす?」
「そ♪」
にかっと歯を見せる杉山くんは、どちらかといえばプレゼントを貰う側に見えた。
>20061130/RyonaFumi/original
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