程良く,品好く,機嫌よく。
春組第5公演、通称ナイランのイベントストーリーを読了しました。
前のめりな至さんにびっくりしたし、シトロンや千景さんの優しさに胸がいっぱいになったし、不穏だった至さんの過去話が明らかになって落ち着いたような、とりあえず至さん自身が晴れやかな感じだったのでよかったというか、多分彼にとってはもう旗揚げ公演の千秋楽を終えた時点である程度『思い出』として昇華できていたんだろうな、というか。 いや私あの千景さんがガウェインとして見せるいわゆるワイルドな笑いと、身内を心配するときのやるせない顔がとても好きなので、とても楽しかったです。 至さんほんとに千景さんに懐いてるし、千景さんは春組家族がかわいくて仕方ないんだろうな。よく過保護って笑ってるけど、その保護下に自分も含まれてる自覚があるから懐いてるのかな。さすが弟。 しかしこの2.5次元ブームにあってのこのネタで、舞台化する意味、舞台ならではの世界というものへの答えとして、稽古場での通し稽古では伝わらない、劇場で観客が入って初めて完成する、ひとつの箱の中で全員が同時に同じ体験をすることだ、ってとてもよかったな。こうやって書くと映画も近いのだけど、そうではなくて、毎回新たな気持ちで何周でもする縛りプレイだって至さんが言うのもよかった。 なんていうか、これをA3自体が舞台化したタイミングでもってきたっていうのは、これがこのままゲームスタッフからの意見であり、答えだってことなのかな。エーステほんとによかったから余計に、すごくプラスな評価である気がしてしまう。 ところでこれはもう何度目かしれない感想なんですけど、ぜんまい公演のストーリーに重要なエピソード入りすぎではないだろうか。 でもぜんまいより優先度高く読みたいストーリーがまだたくさんあるんだ……。 PR 2019/01/13(Sun) 00:53:55
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