忍者ブログ
程良く,品好く,機嫌よく。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2024/11/24(Sun) 10:21:48

夜市の作者さんによる、ファンタジー・・・なんでしょうか。
日本のどこかにあって、どこにもない『穏』という隠れ里の話。
語り部であるケンヤの章は、ひたすら一人称で語られるので、何だかもやもやとしたまま語られていくのですが、ようやく周りが明るくなってきたと思ったら、ぱっと話が切り替わります。
続く茜の章は、穏とはまったく関係ないようなのですが、ふいに触れる穏の気配が、読んでいると確かに気になって、いつの間にか穏に近付いていく感がありました。
最後に、2人の話が1本に繋がった瞬間が物凄く衝撃的で、同時に物凄くすっきりしたのが印象的でした。
そして明るく笑って「また会おう」と言った穂高も。
これはきっと『行きて帰りし物語』であって、だからつまり、この話の括りはファンタジーで良いんだよな、なんて思うのです。

黄シャツの早木さんが、ものっそ気になりますけどね!
返り討ちにしてやる!ってカッコ良すぎます(笑)

PR
2007/05/29(Tue) 23:54:47
忍者ブログ [PR]

Designed by A.com