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夜市の作者さんによる、ファンタジー・・・なんでしょうか。 日本のどこかにあって、どこにもない『穏』という隠れ里の話。 語り部であるケンヤの章は、ひたすら一人称で語られるので、何だかもやもやとしたまま語られていくのですが、ようやく周りが明るくなってきたと思ったら、ぱっと話が切り替わります。 続く茜の章は、穏とはまったく関係ないようなのですが、ふいに触れる穏の気配が、読んでいると確かに気になって、いつの間にか穏に近付いていく感がありました。 最後に、2人の話が1本に繋がった瞬間が物凄く衝撃的で、同時に物凄くすっきりしたのが印象的でした。 そして明るく笑って「また会おう」と言った穂高も。 これはきっと『行きて帰りし物語』であって、だからつまり、この話の括りはファンタジーで良いんだよな、なんて思うのです。
黄シャツの早木さんが、ものっそ気になりますけどね! 返り討ちにしてやる!ってカッコ良すぎます(笑)