程良く,品好く,機嫌よく。
シリーズ2作目。
前作『碧空の果てに』から10年後、同じ平原の国、トールの話。 直接の続編、ではないけれど、前作の登場人物たちが立派になって時折顔を出し、次作(※うっかり既読)への伏線もしっかり張られていて、その度にやりとしました。 ハジュンもマーリィもカリオルも、各々大変魅力的だったけど、ソンボ!ソンボが! マーリィへの優しさが、ハジュンに懐くことを示している感じが、とてもよかったです。遠回り! マーリィへの心遣いは、ハジュンへ向いた想いによるもので、それをマーリィはわかっているからこその距離感。 あと個人的に、ハジュンの喋り方が好きです。 言葉少なな、愛想が若干不足しているような、たくさん気持ちを呑み込んでいるような感じ。 PR 2012/05/16(Wed) 01:12:03
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