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2024/11/25(Mon) 05:45:32
幼かったエリンが、いつの間にか大人になりました。
周囲はもちろん、エリン自身の変化も沢山あって、その向かっている方向が良いかどうかは分からないまま、ただ進んでいった先の話。

リランへの愛は変わらず深いけれど、リランとの接し方を変えざるを得なかったことが衝撃的でした。
近付きすぎて、恐怖や畏怖を忘れたことを後悔して。
畏怖の気持ちと愛情は、きっと両立すると思うのですが、そのバランスは本当に紙一重です。
王獣規範の目的も最もだと思いますが、長い歴史を重ねれば、きっと同じコトが繰り返されるのも目に見えています。
どうしたら良いのかなんて、とても分かりません。
きっと、王獣と人間は同じ土地に共存出来ないのでしょう、もともと。
でも、一度繋がってしまった接点は消えない訳で、その繋がり方が強すぎても、突き放したものでも、哀しい話だと思います。

エリン自身については、集団生活が意外と楽しそうで嬉しかったです。
学校では仲間に恵まれ、先生たちに守られ、何だかんだでエリンは人に恵まれているな、と思えてほっとしました。
個人的に、先輩のトムラがとても好きで!
見習いとして学校に残り、エリンと親しくしているのが楽しくて仕方ありませんでした(笑)

最後、リランがエリンの元に戻ってきたのは、大切な人を助けに来てくれたのだと信じて。
あの混乱の後、国がどうなっていくのか、続きが大変気になります。

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2007/11/08(Thu) 21:49:46
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