程良く,品好く,機嫌よく。
今年も観てきました、コナン映画!初雪山! 最近はアニメも観れてないので、事前情報が全然ない状態で行ったのですが、今年も例に漏れず、大変楽しかったです。 今回は激しくアクションでした。 雰囲気的には、時計仕掛けの摩天楼みたいな? 空気的には、ベイカー街の亡霊みたいな?? いやまぁどうでも良いんですが、アクションと事件と人間関係がメインで、ラブが薄かったんです。 いっそヒロインは灰原なんじゃないかと思わないこともなかった・・・ありがとう!きっと前回の反動ですね!! というわけで、今年も追記に楽しかった長文語り。 時系列には何となくしか沿ってないかもしれないです。 これから観る予定の方は、全力で回避してください!
・タイトル前の地下鉄騒ぎが既にクライマックス。 ・スケボアクション半端ない。 ・一刻の猶予も争うときに発現する『目暮警部、工藤です!』コール。 ・最終的に評価されたのが、運転手の的確で素早い判断、というところが良い。 ・プロがプロの仕事を当たり前にする、基本的に大人がカッコ良く描かれる作品です。 ・タイトルBGM、今年のアレンジも好きだなぁ。 ・キャラ紹介の適当加減に、登場人物の少なさを予感する。 ・博士が作ったメカ紹介に、相変わらず弁当型携帯FAXがあるんだけど、再登場はいつですか。 ・旅行に同行した蘭と園子に向ける、コナンの新一としての声とか表情とか視線の優しさったらない。 ・歩美ちゃんの衣装が可愛すぎ。帽子にポンポン2つ!くま耳!(違/だがそう見えた) ・今年のクイズが簡単すぎる罠。 ・今年のナンバー1アイテムは間違いなく、Iラブ白鳥マグカップ。 ・小林先生可愛すぎる・・・編み物1年計画て! ・携帯で話す蘭と新一を見て、蘭が新一の環境を分からないのはいつものことだけど、携帯同士の今、新一も蘭がどこにいて、どんな環境で話してるか分からないんだよなぁ、と改めて思って、ちょっと不思議な感じがした。 ・無意識にメモる江戸川くんの動きが好き。 ・てゆーか、欲しいお土産を動物で決めるな・・・(笑) ・探偵団をお迎えに行くコナンと灰原のスノボ2人乗りが可愛い。 ・スノボでもスケボでも、派手なアクションはもちろんだけど、日常でたらたら乗ってるのも結構好きなんだな。 ・しかし同時に、これはサービスなんだろ、と思った・・・この2人の絡みはこれだけなんだろ、と・・・まさかその後、あんなに一緒にいるとは露とも思わず。 ・光彦と元太の喧嘩の件、結構好き・・・。 ・あくまで口喧嘩なんだな、しっかりしてるな。 ・2人の口論に、劇場内に不安げな空気が流れた。場内一体感。 ・恐らくは今回の核であろう、コナンの仲裁の台詞もよかった。 ・ところでこの台詞、既にどこかで言ってるよね・・・?言葉は凶器、って映画だったっけ?何作目だっけか。 ・剛昌センセ画が、ちょっと昔の絵に戻ってるよーな・・・?気のせい? ・スノーモービルの件は、小五郎おじさんにガツンと叱って欲しかった、なー。 ・父親である小五郎の、カッコ良いところだったと思うんだけど。 ・声優さんが代替わりして随分経つし、そろそろ小五郎の『父親らしさ』も出してくれたら良いんじゃなかろうか。 ・雪合戦、まずはパスする2人の大人びた返答、そこから結局ノリノリで参戦しちゃう2人が可愛い。 ・「やったな、オメーら!」ってコナンの言い方・・・声のトーン?が好き。素っぽくて。 ・今回、少年探偵団はやることやること裏目に出ている気がする。 ・でも彼らのお陰で、冬馬くんは目覚めたんだと思うし。その後も笑えたんだと思うし。 ・冬馬くんの同級生ズもよかった。みんな素直に優しくて、なんかほっとした。 ・そういえば渡部刑事は喋りすぎ(笑)真顔のギャグだった。 ・探偵団が怖いのを紛らわせるために大声で歌ってたことに、リアリティを感じた。 ・コナンと灰原のスケボ2人乗り第2弾にテンションが上がりまくる。 ・コナンがナチュラルに灰原を庇うのが好き。 ・それに対して、灰原が嫌そうな声を出すのにたぎる。 ・「ガキが・・・生意気なんじゃないの?」は今回の台詞ベスト1です。 ・それに対するコナンの「はいはい」っていう投げやりな言い方がカッコ良すぎる。 ・もう今回のヒロインは灰原さんで良いんじゃないかと思った。 ・まぁその後、「はいはい」「それはもう言った」と返しに使われるわけですが。 ・しかし灰原とコナンが同じことを危惧して、探偵団に同じことを繰り返す流れも好き。 ・ただ灰原はコナンにとって『相棒』なので、単独行動も任せちゃうのが気になります。 ・守る対象だった時間が短い。ちぇ。 ・コナンは銃口を向けられても目を背けない、瞑らない。それは多分諦めていないということで、彼の強さを感じる。 ・にしても最近の映画は毎回コナンボロボロだよ・・・1作目のとき『初めてコナンが大怪我する』とか言ってたのが過去すぎる。 ・姉妹で言い争った拍子に、という話に対して、灰原がものすごい嫌悪感を滲ませるのがよかった。そうだよね、君はお姉ちゃん子なんだった。 ・探偵団の「いっけーぇえええ!!」がね。彼らにとってコナンはヒーローなんだよね。 ・でもやはり、天災は探偵の専門外。 ・「クソォ!くそーくそーくそぅ!」とだんだんやるコナンに、見てるこっちは泣きそう。 ・最後。蘭が途中で手を止めるのに若干違和感。 ・蘭はコナンの為なら、何にも見えなくなってただひたすら手を動かすタイプじゃないかと思う。 ・途中で手が止まっちゃって、諦めそうになったり、蘭のことが見えたりするのは園子じゃないかな。 ・コナンに電話を掛けるのは良い。でも新一に電話を掛けるのは、なんとゆーか・・・うーん? ・でもマナーモードにしてた携帯がコナンの意識を覚醒させて、何とか自力でベルトのボールを射出するっていう流れは素敵だったの。 ・たまたま見付かるとかじゃなくて、想いが伝わった上で、現実的な力で発見に至る点が。 ・オチは狙ってフォローしたんだったら良いな、と思う。 ・狙ってないんだったら、しれっと新一と同じ好みを言っちゃう江戸川くんを心配したい。だーから疑われちゃうんだよ!バカだなぁ!(注:褒めてます) ●犯人のこと 最近、多分第10弾以降だと思うんだけど、被害者が無差別というか、犯人像にいわゆる凶悪犯?的なものを感じる。 正直、怖いな、と思う。 以前の犯人は明確な恨みとか、はっきりとした理由があって、変な言い方だけど必要最低限というか、無関係なひとを巻き込んだり、無意味に殺人が起こったりとかって、あんまりなかったように思うんだけど。 それこそ、14番目の標的みたいに、カモフラージュの為に狙われたひとは皆怪我だけで、みたいな。 でも例えば前作の犯人はテロリストで、遥か上空を進む飛行船から、何のためらいもなく7歳の男の子をぽいっと投げ捨てちゃうようなひとで、昨年も書いたかもしれないけど、私はあれ結構ショックだった。 ちょっと邪魔だから捨てちゃえ、みたいな気軽さが怖かった。 それで今回も、最初はわからないけど、コナンたちに会ったときには既に、殺人にためらいがなくなってて、最終的にはダムの水を抜くことで、お祭りに来てた関係ないひとたちまでまとめて村を潰しちゃおうと簡単に考えてて、もしかしたらそれは自分の目的しか見えてなくて、結果どれだけの被害になるのかとか、どれだけの生命が関わるのかとかまで考えが及ばない軽薄さってだけだったのかもしれないけど、でもやっぱりそれが、どれだけ恐ろしいことなのか、ってことが分からないのは問題である。 そういうひとが、作品にさらっと出てくるってことは、恐らくは時代を映してるってことであって、それがちょっと嫌だなって思っている。 なんか湿っぽくなっちゃったけど、今年の映画も大変大変楽しかったです。 1番の見所はやっぱりアクションかな! 要所要所でカッコよかったけど、大きなラブがない感じが、ベーカー街の亡霊を思わせたのかもしれません。 次回予告を見て、咄嗟に「次は野球!?」と言ったら、すかさず「いや、どう見てもサッカーだろ」と返されました。 てっきり甲子園かと・・・そろそろ服部かと・・・しかし甲子園とか既に原作でやってました。 というわけで、次回はサッカーかもしれません。 江戸川くんのホームグラウンドですね! 来年も楽しみです!! PR 2011/05/01(Sun) 14:59:49
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