程良く,品好く,機嫌よく。
香亮アンソロに参加させて頂くにあたり、改めて香亮考察的なものをしてみたので、追記に覚え書き。
たらたら長いし結論などはないですが、こういう思考を経て今回の原稿を描いています。 理緒が香亮を「兄妹みたいに育ってきたんだって」って紹介してたけど、理緒は誰からの伝聞だろう。
香介が言うわけないだろうから、清隆?
清隆は香亮をどんな思いで見ているんだろう。
わかりやすく想い合ってる2人が、成長しても互いへの想いは変わらない2人を。 香介は幼少期から亮子を守りたくて、亮子はたかが2ヶ月程度下なだけで、香介は割と小柄な少年時代だったようだからきっとずっと亮子の方が身体は大きくて、でも『妹』だと、『守るべき対象』だと認識していて
その男の子精神は誰から学んだんだろうか。
『妹』だという認識はあまりないんだろうか。
ただ『守りたい女の子』という認識なだけで、だからどちらかといえば『ただの幼馴染』で、外向けに『妹』と言っているだけなんだろうか。
現に香介が彼女を『妹』扱いして話すのは、理緒や雨苗らブレチルに対してだけで、ブレチルの中では特別だという意味で『妹』で、それ以外には『幼馴染』だと話しているのかも。
『お兄ちゃんはやめろよな』と言ったのは小学校低学年以前の話で、そのとき既に彼は亮子に恋心があって、妹じゃだめなんだとわかっていた、ということで、そこに割と戦慄を覚える。工藤か。
でも『守りたい』という気持ちは、年少の男の子たちは既に持っている子もいたから、3、4歳で手に入れる感情なのかな。壮絶だな。
『お兄ちゃん』というのは絶大なアイデンティティで、それだけで自分は“守るべき大切な者を持つ存在”という意味になるようで(例えばBLEACHの一護さん)それを物心ついた頃既に持っていた香介は、根っからのお兄ちゃんとして育ったのか。
亮子もアライヴで中学の後輩に、香介を『幼馴染』だと話していた。
それは『お兄ちゃんはやめろ』で認識ごと修正した、ということなんだろうか。
なんだか呪いのような言葉だな。亮子の立ち方を縛るというか、亮子の人生を変えた大きな一言だ。
彼らにとって『兄妹』が特別なのは、カノアイがお互いに『兄/弟と思っているのは彼のことだけだ』と豪語しているのを間近で見てきたのが強く影響している気がする。 沢山いる異母兄弟の中で、彼だけは特別な、本当の兄弟なのだと。
それはどちらかといえば、血の繋がりではなく精神的な“兄弟の契り”とかに近い気もする。
俺たちは家族だ、ファミリーだ、かけがえのない代わりのきかない自分の半身だ、と。
半身は違うか?歩火とは全然違うものな。
ところで香亮は近所の幼馴染、みたいな感じで育ってきたと思ってるんだけど、となると浅月邸は高町邸の近くにあったのかな?
高町母はいつも仕事で家を空けてて、香亮がいつも一緒でってことは2人の世話をしてたのは浅月母?
浅月母はどうしたんだろう。まったく話題にものぼらないから、てっきりもう亡くなってるのかと思ったけど、
・中学のときの傷害事件で退学
・ラザと行動を共にすることで人殺しになった
この2つは繋がらないんだな…アライヴの前と後になるもんな。
少なくともアライヴの時点で亮子は香介が何をしていたのか知らなかったようだし、カノンのもとで戦術を学んでいたのはあくまで鍛えていたに過ぎなくて実戦ではない、という認識のようだし。
では実戦は、亮子の認識ではアライヴ後のwithラザで、ラザフォードはそれを言い訳も弁解もしなくて、であればカノンはその場に同席しなかったんだな…。
浅月はアライヴ時、既に住所不定だったから、中学退学と時を同じくして住居を失い渡英かな。
ホテルとか用意しろよってぼやいてたしな。半年前までは嫌ってほど泊まってた…中2までは、か。
在学中はってことだろうな。ご飯食べてたんだろうな。
そんなにしょっちゅう泊まってたのに、その度客間片付けて布団敷いてたのか…。
浅月の私物があってもよさそうだと思うんだけど、まったくないもんな…浅月のポリシーかな。
着替えも最低限しか持ち込まなそう…おしゃれなくせに。おしゃれ好きなくせに。
大体『幼馴染ってのはいいもんだな』ってのも、すごい台詞である。
異母兄妹捕まえて、モノローグで『幼馴染』って言っちゃう辺り。
阿吽の呼吸じゃないけど、互いの心境を察することができるとか、相手の動きがわかるとか、そういうことでもないよな。この2人の場合。
なんだろう、居心地がいい、ってのが1番近いのかな…気持ちが楽?気が緩む?なんか外れてきた。。
そう言われたら亮子ちゃんはきっとそれなりに嬉しいけど、亮子側からは出てこない台詞だと思う。
PR 2014/10/22(Wed) 22:13:21
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