No.6 #2 / あさのあつこ

イヌカシ登場♪
紫苑に働き口ができて、楽しくなってきました。
ネズミの台詞はもちろんですが、私には、同等に紫苑の台詞も突き刺さります。
素直で、ストレートで。なかなか出来ない事です。
大変な事態の中、ネズミの部屋で、本に文字通り囲まれた椅子が、安息の家を象徴しているように見えて仕方ありません。
流れる空気が温度と関係なく、あたたかい場所。
自分の、居場所。。

夢から醒めた夢 / 赤川次郎

劇団四季が、この春に公演していて、気になっていた作品です。
絵本のような、優しいファンタジーでした。
語り口が、とっても優しい。。
遊園地だったり、おばけだったり、子どもの時どきどきした素材がいっぱいで、色んな色のどきどきが、溢れて飛び出してくるような本でした。
薄いので、すぐ読めますよ～♪

おれの墓で踊れ / エイダン･チェンバーズ

きっかけは、今号かつくらです
･･･５年前の私なら、確実に読めない部類の本でした。
ＢＬな方なら、楽しめるかも？そんな印象。(え)

でも真面目な話、少しずつ明らかになる事の顛末が気になってかなり引き込まれちゃいました。
ハルは一生懸命、整理して伝えようとしてて、でも言葉が全然、語ってなくて。
それに気付ける頭の良さを持ってるから、余計焦って。あぁ！と思います
･･･でも、オススメする相手は選ぶ感じで(苦笑)

死神の精度 / 伊坂幸太郎

あらすじを見て、ブギーポップ？と思って読んだのですが。
全然ちゃいましたよ。

とてもドライな作品でした。
乾いた目で見るから、世界が余計に潤んで見える。そんな感じです。

チョコレート工場の秘密 / ロアルド･ダール

ロアルド･ダール コレクション２

チョコレートが恋しくなりました
映画のイメージが、既に強いのですが。
思ってたより、あっさりしてましたね。･･･って、何を期待してたんだろう、私。
名前の新訳や、韻の踏みっぷりが楽しいです♪ワンカさんの、跳ねっぷりもステキ

都の子 / 江國香織

彼女の文が、好きです。
言葉の選び方や、平仮名の使い方。
そして何より、文の裏に流れる、とろりとした空気が好きです。

大学図書館で出会った、素敵な作家さんの一人のエッセイ集です。
何だか自分も、素敵な女性になれるような錯覚に陥れます